研究課題/領域番号 |
15K15935
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報学基礎理論
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
松田 哲直 東京工業大学, 工学院, 助教 (00638984)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 情報源符号化 / 情報理論 / データ圧縮 / 有限長 / ユニバーサルデータ圧縮 |
研究成果の概要 |
本研究では、有限長のデータに対する圧縮率の理論限界に対して精度の高い上界と下界を与えることを目的とし、次の主要成果を得た。(1)データを固定長の圧縮データに変換し、歪みを許容して元データに戻す場合のデータ圧縮に対して、精度の高い理論限界の上界と下界を与えた。特に上界については、これまで知られている中で最も精度が高くなることを数値計算で示した。(2)複数のデータを独立に分散して圧縮する場合のデータ圧縮をいくつか扱い、圧縮率の理論限界に対する新たな上界と下界を与えた。また、上界と下界の精度が高くなる場合があることを数値計算によって示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果によって、現実的な有限のデータ長におけるデータ圧縮法設計の有用な指標を与えることができた。さらに、分散してデータ圧縮する場合の圧縮率の理論限界についても多くの知見を与えることができた。以上から、近年のデータ量肥大化に対処するためのデータ圧縮における、理論的かつ現実的な基礎を築くことができたといえる。
|