研究課題/領域番号 |
15K15970
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
林 晋平 東京工業大学, 情報理工学院, 准教授 (40541975)
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研究協力者 |
佐伯 元司
丸山 勝久
ナッタウット セーリム
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | リファクタリング / プレファクタリング / 不吉な臭い / 機能捜索 / ソフトウェア進化 / イシュー管理システム |
研究成果の概要 |
本研究では,リリースを伴いながら開発が進行していく現実のソフトウェアに対して,将来行う変更を容易にするようなリファクタリングの適用箇所を特定すること,リファクタリングが意図通りに行われたかの確認方法を開発者に提供することにより,開発のコンテキストを考慮したリファクタリングの実行を支援することを目的としている.導出された不吉な臭いを,イシュー管理システム上のバックログ情報をコンテキストとして用いて優先順位付けする手法を開発した.また,開発者が不吉な臭いの選択や優先順位付けに用いる因子を特定した.さらに,リファクタリング適用の影響を確認しやすい形で変更を表示するための分析環境を構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案する手法は,変更に関する自然言語の説明文や議論内容をリファクタリング支援のためのコンテキストとして用いるもので,このようなコンテキストの自動推定による方法はこれまでに存在しなかった.また,この考え方は低品質化が進んでいる初期段階のモジュールの特定にも利用可能であり,リファクタリングの適用箇所として推薦可能なモジュールを拡張可能である.この手法は,GitHub等で行われるオープンソース開発のみならず,バグ票に基づく一般的なソフトウェア開発に広く適用可能であるため,適用可能性が高く,多様なソフトウェア開発の品質を向上させることが期待できる.
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