研究課題
若手研究(B)
本研究課題では,複数本の右辺ベクトル,及び係数行列の対角部分にシフトパラメータをもつ連立一次方程式(以下,シフトブロック連立一次方程式)の近似解を,高精度かつ効率良く求めるための数値解法について研究を行った.複数右辺ベクトル用の反復法であるブロッククリロフ部分空間反復法を,シフトブロック連立一次方程式用に拡張したシフトブロッククリロフ部分空間反復法を構築し,その数値的性能の検証を行った.その結果,単純な拡張では生成される近似解の精度が劣化することが明らかになった.本研究では,近似解の精度劣化を抑える手法を構築し,高精度近似解を生成することが可能となった.
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Proc. International Workshop on Eigenvalue Problems: Algorithms; Software and Applications, in Petascale Computing
巻: 印刷中
日本応用数理学会論文誌
巻: 26 号: 3 ページ: 318-352
10.11540/jsiamt.26.3_318
130005267552
JSIAM Letters
巻: 7 号: 0 ページ: 37-40
10.14495/jsiaml.7.37
130005068708