研究課題/領域番号 |
15K16014
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 東京大学 (2017-2018) 国立研究開発法人理化学研究所 (2015-2016) |
研究代表者 |
脇坂 崇平 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (40513445)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | バーチャルリアリティ / 代替現実 / デジャヴ / 視線計測 / 仮想現実 / 時間認知 / 変化盲 / スタイルトランスファー / ヴァーチャル・リアリティ / 時間知覚 / 錯覚 / デジャブ / 時間錯誤 / 実験装置の抜本的改良 / 時間的錯誤の実現 / 脳認知科学 / ヴァーチャルリアリティ |
研究成果の概要 |
デジャヴなどの特異な認知現象は、時間認知メカニズムを解明する上で有用な研究対象となりえるが、そのような現象を実験室内で再現性高く生起する手法はこれまで存在しなかった。本研究では、代替現実装置(記録/編集されたシーンとライブシーンを主観上区別なく混ぜ合わせる実験プラットフォーム)を用いて、デジャヴおよび付随する認知現象の生成を行い、現象の分析をもって時間認知を調べた。とくに離人感覚との関係性について考察を行った。成果の一部、特に開発した新装置については、まずACM SIGGRAPH 2019 Emergent Technologiesにて発表される。2019年6月現在、論文誌投稿を準備中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デジャヴなどの特異な現象は、時間知覚、記憶想起システムの一種の機能不全と考えられ、機能解明に重要な役割を果たし得ると従来考えられてきたが、稀にしか生じないために実験室内での実験は実質的には極めて困難であった。本研究はまず、実験室内での再現に成功したことに大きな意義があると考えられる。またその過程において、主観的現実をある程度操作可能な装置(体験者の周辺シーンを、予め記録編集したシーンと不可分に混ぜ合わせるバーチャルリアリティ装置)の開発が進み、これはエンターテイメント分野への応用のみならずスキゾフレニアなどの研究にも役立つことが期待される。
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