多様な環境に適応した隠消現実感の実現に関する研究

• 研究課題/領域番号: 15K16039
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: ヒューマンインタフェース・インタラクション
• 研究機関: 奈良先端科学技術大学院大学
• 研究代表者: 河合 紀彦 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教 (30610670)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 隠消現実感 / Diminished reality / 拡張現実感 / 画像修復 / 物体除去 / 背景推定 / 画風変換 / 複合現実感 / 奥行き画像

研究成果の概要

本研究課題では、現実物体を映像中からリアルタイムで視覚的に除去する、多様な環境に適応した隠消現実感の実現手法の開発を行った。具体的には、背景形状が平面でない、背景の材質に光沢がある、対象物体が背景から距離がありカメラの移動によって背景が観測できる場合などの環境を想定した手法の開発を行うとともに、隠消現実感の結果に大きく影響を与える静止画に対する画像修復技術の基礎的検証および、隠消現実感のテクスチャの光学的補正に関連する基盤技術の開発を行った。

研究成果

• [雑誌論文] Augmented reality marker hiding with texture deformation (2017)
  • 著者名/発表者名: N. Kawai, T. Sato, Y. Nakashima, and N. Yokoya
  • 雑誌名: IEEE Trans. Visualization and Computer Graphics 巻: 23 号: 10 ページ: 2288-2300
  • DOI: 10.1109/tvcg.2016.2617325
  • NAID: 120006457763
  • 査読あり
• [雑誌論文] Texture Transfer Based on Energy Minimization for Painterly Rendering (2016)
  • 著者名/発表者名: Y. Tsunematsu, N. Kawai, T. Sato, and N. Yokoya
  • 雑誌名: Journal of Information Processing 巻: 24 号: 6 ページ: 897-907
  • DOI: 10.2197/ipsjjip.24.897
  • NAID: 130005282172
  • ISSN: 1882-6652
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 平面上の拡張現実感マーカ除去におけるハイライトの再現 (2016)
  • 著者名/発表者名: 中村 勇貴, 河合 紀彦, 佐藤 智和, 横矢 直和
  • 雑誌名: 日本バーチャルリアリティ学会論文誌 巻: 21 ページ: 665-674
  • NAID: 130005306670
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] [Paper] A Study on Effect of Automatic Perspective Correction on Exemplar-based Image Inpainting (2016)
  • 著者名/発表者名: H. Sasao, N. Kawai, T. Sato, and N. Yokoya
  • 雑誌名: ITE Transactions on Media Technology and Applications 巻: 4 号: 1 ページ: 21-32
  • DOI: 10.3169/mta.4.21
  • NAID: 130005117873
  • ISSN: 2186-7364
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Diminished reality based on image inpainting considering background geometry (2016)
  • 著者名/発表者名: N. Kawai, T. Sato, and N. Yokoya
  • 雑誌名: IEEE Trans. on Visualization and Computer Graphics 巻: 22 号: 3 ページ: 1236-1247
  • DOI: 10.1109/tvcg.2015.2462368
  • NAID: 120005867188
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 画像修復に基づく隠消現実感 (2015)
  • 著者名/発表者名: 河合紀彦, 佐藤智和, 横矢直和
  • 雑誌名: 画像ラボ 巻: 26 ページ: 26-32
• [学会発表] Diminished reality based on image inpainting considering background geometry (2016)
  • 著者名/発表者名: N. Kawai
  • 学会等名: SIGGRAPH ASIA
  • 発表場所: Macao, China
  • 年月日: 2016-12-05
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 平面上のハイライトを考慮した拡張現実感マーカの除去 (2016)
  • 著者名/発表者名: 河合 紀彦
  • 学会等名: 第60回システム制御情報学会研究発表講演会
  • 発表場所: 京都テルサ(京都府京都市)
  • 年月日: 2016-05-25
• [学会発表] 拡張現実感における平面上のハイライトを考慮したマーカ除去 (2016)
  • 著者名/発表者名: 中村勇貴
  • 学会等名: 2016年電子情報通信学会総合大会
  • 発表場所: 九州大学（福岡県福岡市）
  • 年月日: 2016-03-15
• [学会発表] 畳み込みニューラルネットワークを用いた修復失敗領域の自動検出による画像修復の反復的適用 (2016)
  • 著者名/発表者名: 田中隆寛
  • 学会等名: 電子情報通信学会パターン認識・メディア理解研究会
  • 発表場所: 九州工業大学（福岡県飯塚市）
  • 年月日: 2016-02-21
• [学会発表] 画像修復における畳み込みニューラルネットワークを用いた修復失敗領域の自動検出 (2015)
  • 著者名/発表者名: 田中隆寛
  • 学会等名: 映像情報メディア学会冬季大会2015
  • 発表場所: 早稲田大学（東京都新宿区）
  • 年月日: 2015-12-15
• [学会発表] 自動的な透視投影歪み補正の事例ベース画像修復への影響に関する一考察 (2015)
  • 著者名/発表者名: 河合紀彦
  • 学会等名: 電気関係学会関西連合大会
  • 発表場所: 摂南大学（大阪府寝屋川市）
  • 年月日: 2015-11-14
• [学会発表] AR marker hiding with real-time texture deformation (2015)
  • 著者名/発表者名: N. Kawai
  • 学会等名: Int. Workshop on Diminished Reality as Challenging Issue in Mixed and Augmented Reality (IWDR2015)
  • 発表場所: 福岡サンパレスホテル(福岡県福岡市)
  • 年月日: 2015-09-29
  • 国際学会
• [備考] 研究成果
  • URL: http://isw3.naist.jp/~norihi-k/research.html
• [備考] 研究成果
  • URL: http://yokoya.naist.jp/~norihi-k/research.html