研究課題/領域番号 |
15K16080
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 東京工業大学 (2016-2018) 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2015) |
研究代表者 |
緒方 洋輔 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 特任助教 (60641355)
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研究協力者 |
勝井 優
丸山 裕恒
辻 将太
宮本 靖貴
吉村 奈津江
小池 康晴
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 好意度 / 感性的評価 / ニューロフィードバック / fMRI / 単純接触効果 / 好感度評価 / 脳機能デコーディング |
研究成果の概要 |
本研究では脳領域の活動をフィードバックし脳活動を変化させる際にタイミングを個人ごとに変化させることで効果の確度が増す傾向は見られ、同時にEEGを用いた計測により機械学習アルゴリズムを用いて好意度を200msから400msの事象関連電位成分から読み取ることに成功した。 以上の結果から、好意度変化に関与する可能性のある脳活動情報は刺激呈示より比較的短時間の成分であり、精度の高いニューロフィードバックを行うためには、時間解像度に優れるEEGなどに由来する時間成分情報抽出やミリ秒単位でのfMRI高速撮像法による活動量の抽出が必要になることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は好感度という感性的主観評価に対し、脳活動・脳可塑性の変化を非侵襲的に誘発しその変容過程を明らかにする初めての研究であり、得られた知見から好ましさを変化させるという技術が開発されれば、外的刺激や行動に対して好ましさを誘発させる事が可能になる。その技術は心的外傷後遺症、恐怖症、強迫神経症など精神疾患の治療技術として発展する可能性があり、医療面にも貢献が期待される。
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