研究課題/領域番号 |
15K16116
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
原 由香里 九州大学, 応用力学研究所, 助教 (30462493)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | エアロゾル / 内部混合 / 統合的解析 / 多波長ミー・ラマンライダー / 東アジア / ダスト / 混合 / 気象ーエアロゾルカップルモデル / PM2.5 / オゾン / 環境変動 |
研究成果の概要 |
次世代領域化学輸送・気象カップルモデルの開発を行い、光化学オゾン及びPM2.5を含むエアロゾル予測の高度化を行うため、領域化学輸送モデル(CMAQ)にダストモジュールの追加を行った。2015年東アジア域を対象とした数値実験を行い、領域化学輸送モデルから予測されるダストを含むエアロゾル成分と、福岡におけるエアロゾル地上観測値(硫酸塩、硝酸塩、PM10, PM2.5)、地上ライダーデータなどとの比較を行った。観測と数値モデルとの統合的な解析から、中国大陸の風下域にあたる福岡ではエアロソルの内部混合が重要な微物理過程であり、モデルの再現精度に大きな影響を与えることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東アジア域は様々な自然起源・人為起源のエアロゾルの発生源が混在し、その輸送構造や混合状態が非常に複雑である。そのため、エアロゾルやオゾンについて数値モデルによって精度良く再現することは非常に難しいが、本研究で観測と数値モデルの解析を統合的に行った結果、特に風下域である日本で内部混合というエアロゾル間の反応が重要であることが明らかとなり、今後の数値モデルの開発への一助となると考えられる。
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