研究課題/領域番号 |
15K16147
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境材料・リサイクル
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研究機関 | 東京工業大学 (2019-2020) 国立研究開発法人理化学研究所 (2015-2018) |
研究代表者 |
百武 真奈美 東京工業大学, 物質理工学院, JSPS特別研究員 (90733957)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ポリヒドロキシアルカン酸 / 末端構造 / 重合酵素 / PHA重合酵素 / バイオポリマー / 高分子合成 |
研究成果の概要 |
本申請課題では分子鎖末端に官能基を有するPHAを生合成し、その末端構造を活用し物性を向上させることを目指した。一部の重合酵素のみが示す加アルコール分解反応に着目し、培養条件を検討することで、カルボキシ末端に官能基を有するPHAを生合成することに成功した。付与した末端基は反応性を有し、他分子と反応することを確認した。また、得られた末端修飾PHAを添加剤として用いた場合、末端構造によって核剤効果が変化することが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本申請課題では、カルボキシ末端に官能基を有するPHAの生合成法を開発した。これまでに報告のあった手法では、PHAの末端修飾に、PHAの微生物合成、熱分解、化学修飾と三段階を要していたが、本手法により目的のPHAをダイレクトに生合成できるようになった。付与した官能基は反応点として利用できたことから、マクロモノマーとしての活用が期待でき、バイオマスを原料とした物質生産への活用が期待できる。また、有用な核剤となりうる可能性も示唆され、本結果を出発点として今後研究が進むことが期待できる。
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