研究課題/領域番号 |
15K16176
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
家政・生活学一般
|
研究機関 | 静岡大学 (2018) 滋賀大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
滑田 明暢 静岡大学, 大学教育センター, 講師 (00706674)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 生活家事 / 夫婦 / 相互作用 / 家事 / 調整 / 変化 / 過程 / 夫婦の相互作用 |
研究成果の概要 |
本研究は、夫婦の相互作用と生活家事の変化との関連および生活家事の変化の過程の検討を行った。関連を検討した調査からは、家事育児への参加を配偶者に依頼する(あるいは配偶者から依頼される)ことによって、約6割から7割の人たちが何らかの形で配偶者(あるいは自分)が参加するようになったと感じていることが示された。参加によって、家事育児の頻度以外の変化が起きた事例もあった。過程の検討からは、生活家事が変化するときには、ライフイベントがきっかけとなって生活時間構造あるいは健康状態の変化がまず起こり、その変化に対して夫婦が対応して起きた結果がその後定着する過程が示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
夫婦の相互作用によって家事にどのような変化が起こるのかという問いに対しては、育児におけるゲートキーピング研究を含め一定の知見は蓄積されているものの、相互作用ごとの機能等の整理と検討はまだ必要な状況である。夫婦間の依頼によってどのような変化が起こるのか等を検討した本研究の成果は、その整理と検討に貢献する知見である。 また本研究の成果には、生活家事が変化する際に起こる諸事象を具体的な生活文脈の記述をもとに検討した結果を含む。そのため、今後生活家事を遂行していく方々が本研究の成果を参照することで、何をすればどのようなことが起こる可能性があるか、その結果の範囲と道筋を展望することも可能である。
|