研究課題/領域番号 |
15K16182
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衣・住生活学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
釜床 美也子 香川大学, 創造工学部, 助教 (00635948)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 茅 / 伝統構法 / 生涯学習 |
研究成果の概要 |
茅利用のトレーニングプログラムを考案し、日本の伝統的な茅利用にみられた持続的な資源利用の啓蒙を行い、その効果を参加者へのアンケートに基づき検証するものである。これにより、茅の持続的な資源利用を現代社会で応用・継承することを目指したいと考えた。まず、広域の事例調査により各地の茅を用いる生活技術の整理を行った。そして、それに基づいて四国の広域の資源を活かした10回のプログラムを企画・実施した。内容は、草原の維持、1次利用(茅葺き等)、2次利用(堆肥等)という各段階を体験できるようにした。その結果、体験の面白さや交流に対する評価が高く、続けて参加することで関連技術にも関心が広がる傾向が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国外では、茅葺きはヨーロッパ諸国や南アフリカにおいて現代住宅へも施工が始まっている。しかし、古茅(廃棄物)が未利用である場合も多く、茅は輸入するなど、茅の持続的な資源利用という観点では発展途上の点も多い。本研究は四国をケーススタディとした取り組みではあるが、国際的な課題解決に向けた有用な知見や手法を提供した実践的研究になったと考える。
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