研究課題/領域番号 |
15K16236
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 広島修道大学 (2018-2023) 県立広島大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
鍛島 尚美 (佐野 尚美) 広島修道大学, 健康科学部, 准教授 (20433394)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 食物への注意 / 食欲 / 視覚 / 味覚 / 甘味 / 摂食量 / ギムネマシルベスタ / 消化管血流 / 食事誘発性熱産生 / ラクチゾール / ながら食べ / DIT / ながら食い / 注意 / 記憶 |
研究成果の概要 |
本研究は、食事中の食物への注意や感覚シグナルが食後の熱産生および摂食調節に及ぼす影響を検討した。食事中の注意が低下すると、食後の熱産生および食欲低下が抑制されることが示された。また、食事中に視覚や味覚(甘味)のシグナルを人為的に抑制すると、食事への満足感が低下し、食事摂取量が減少する一方、次の食事での過食を助長する結果が得られた。これにより、食事中の注意や感覚シグナルの抑制は、体重を増加させる生理応答や摂食行動を呈することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、「ながら食べ」のような食事中の注意散漫な食べ方が体重増加の一因となる可能性を示し、健康の維持と増進に役立つ「食べ方」に関する基本的知見を提供した(学術的意義)。さらに、家庭、学校、病院、地域社会などの場で、本研究で得られた知見を、食・栄養教育の題材として活用することで、食に関わる健康問題解決への貢献が期待される(社会的意義)。
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