研究課題/領域番号 |
15K16244
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 北海道大学 (2016-2018) 京都大学 (2015) |
研究代表者 |
奥本 素子 北海道大学, 高等教育推進機構, 准教授 (10571838)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 科学技術コミュニケーション / サイエンスコミュニケーション / 対話の場 / お茶室 / アート / 芸術祭 / 科学コミュニケーション / 対話 / 市民 / 場のデザイン双方向 / 質的研究 / トライアンギュレーション / 場のデザイン / 双方向 / サイエンスカフェ / アナロジー |
研究成果の概要 |
本研究では、アートや文化という非科学が科学技術コミュニケーションにもたらす影響について検討した。特に、お茶会形式の科学技術コミュニケーションを実施し、市民との対話を行い、そこでの対話を分析した。その結果、科学技術コミュニケーションの対話において、科学者同様市民も対話を促進する話題を投げかけており、特に市民の投げかけは科学技術に対する見方の変化を促すようなトピックであったことが明らかになった。このような結果より、文化やアートを用いが対話の場の創造は科学技術コミュニケーションにおいて有効に働くことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、科学者と市民が対話する際、どのような空間と対話トピックが、市民の積極的な科学者との対話を支援するのかということを調査しました。密室の空間であるお茶会は市民と科学者との親密な対話にとても有効に機能しました。また、ただ話し合うだけではなく、なぜ話し合う必要があるのか、この場はどういう話し合う場なのかといった、話し合いのメタ的な会話が市民の積極的な参加に機能していることも明らかになりました。この結果は、今後専門家と非専門家の話し合いの場面における支援において、重要な知見になると考えられます。
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