研究課題/領域番号 |
15K16255
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
今野 文子 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 講師 (20612013)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 授業参観 / 授業設計 / リフレクション / インストラクショナル・デザイン / 教員養成 / 教員研修 / 授業改善 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、大学における教育の質向上のために、実授業の公開/参観と、これに基づく教員の各キャリアステージに対応したリフレクションによる教授設計研修プログラムを開発することにある。本研究では、大学教員を対象とした実践的なプログラムの提供を実現するために、申請者らがこれまでに開発してきた成長型教授設計プロセスモデルに基づく授業リフレクションプログラムをベースに、これを拡張・発展させ、教員がそれぞれ自身のキャリアステージの課題意識やニーズに対応したリフレクションの実現を支援するプログラムを開発する。これにより、現場の教員間に育まれている実践知の循環による、継続的な専門性開発を可能とする。平成28年度は、東北大学の大学教員準備プログラム/新任教員プログラムの一環として実施してきた授業参観の取組みを対象として、以下の項目について実施した。
(1) 東北大学の実践における協力教員の発見・獲得・依頼方法のノウハウをまとめた。(2) 東北大学の実践において分野横断的に、30件の授業参観とディスカッション、リフレクションを行った。(3) 授業を参観される側の教員ら10名を対象としたインタビュー調査を実施し、授業参観に協力することに対する意識とこれによる効果等について分析した。(4) これまでの取組みの概要と教員インタビュー、参観者のリフレクティブジャーナルの記述をまとめPDブックレットVol.8「授業参観のすすめ」として刊行した。(5) 東北大学の取組みについて国際会議Global Summit on Education 2017において発表した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
昨年実施できなかった協力教員へのインタビューと分析を実施することができたとともに、次年度に予定していたブックレットの刊行を前倒しで実施することができたため、当初の計画以上に進展していると評価できる。
|
今後の研究の推進方策 |
当初計画で予定していた研修プログラムの実施と実運用における課題や要求の明確化に取組むとともに、成果の発表を行う予定である。
|
次年度使用額の使用計画 |
成果発表の経費として使用する予定である。
|