研究課題
若手研究(B)
フィリピンにおける1868-2012年の降水量の季節進行を調査し、その長期変動特性を100年スケールで明らかにした。19世紀後半以降の雨季入り・雨季明け時期は数十年周期で変動しているものの、1990年代以降、降水の季節進行異常が頻繁にみられるようになっていた。1990年代以降のエルニーニョ・南方振動(ENSO)の発生に関連して、西部北太平洋域における亜熱帯高気圧西縁部の張り出しや、夏季アジアモンスーンの強弱が変化し、フィリピンにおける降水の季節進行に長期的な変化を引き起こしていることが明らかとなった。
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Progress in Earth and Planetary Science
巻: 5 号: 1
10.1186/s40645-018-0178-5
専修自然科学紀要
巻: 48 ページ: 19-26
http://reach.acc.senshu-u.ac.jp/Nornir/search.do?type=v01&uid=1208582