研究課題
若手研究(B)
近年、気候変動・温暖化に伴う降水の極端化が懸念されている。しかしながら、強雨のような極端な事象は観測数に限りがあるため詳細な解析が難しい。そこで本研究では確率降水量に使用される非常に極端な降水イベントについて、アンサンブル予報データを用い調査した。予報に含まれる予報誤差を事象のばらつきとみなし、2015年に起こった豪雨について発生条件や周辺域で起こりうる強雨の可能性について明らかにした。降水の源となる水蒸気について、長期的な観測データを用いて地上気温との関係を調査した。観測された可降水量は地上気温の上昇に伴い増加するが、これまで過去の研究で示されていた増加率よりも大きいことを明らかにした。
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