研究課題/領域番号 |
15K16337
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
中林 正隆 宇都宮大学, 工学部, 助教 (50638799)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | バイオミメティクス / バイオメカニクス / 医用工学 / 流体力学 / 流体内推進機構 / 流れの可視化 / ユーグレナ運動 / 推進 / 推進機構 |
研究成果の概要 |
生体組織の損傷を極力軽減するために必要な柔軟な形状変化機能をもつ医用マイクロロボットを実現するため,ユーグレナ運動の原動力の仮説の一つである収縮構造を規範とした基礎的な流体内推進機構を開発した.本機構は格子状に配列された複数の弾性伸縮機構と弾性フレームで構成されており伸縮機構の動作パターンを変更することによってその全体の運動形態を変化させることができた.この機構の推進特性として水中及び高粘性流体中における運動1周期あたりの推進力変化,平均推進力,流れ場を評価,自航に必要な推進力を発生させることが可能なことが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,原動力が不明とされるユーグレナ運動において表皮帯内部の収縮構造による変形という説に着目し,これを規範とした運動機構を実現したのは本研究以外になく,実験装置による流体中での推進特性まで評価した研究はこれまでに存在しない.本成果は伸縮機構の代わりとなる人工筋技術が発展し超小型化が可能になったときにマイクロボットに適用できると考えられる.
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