研究課題/領域番号 |
15K16364
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 北海道大学 (2018) 北海道医療大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
澤村 大輔 北海道大学, 保健科学研究院, 講師 (20734750)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 脳血管障害 / 行動観察評価 / 注意障害 / 信頼性 / 妥当性 / 行動観察評価表 / 観察スケール / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
本研究の目的は脳血管障害患者においてMARS原版を基に、日常生活場面でみられる注意障害を行動観察から評価できる評価尺度を作成し、その信頼性と妥当性を検証することである。 MARS原版を基に脳血管障害に特徴的な症状に配慮し、項目候補の収集と検討を行った。専門家会議で内容妥当性および表面妥当性の検討を行い、MARS脳血管障害版仮尺度を作成した。その後で仮尺度の信頼性、妥当性、および項目の選定(削除項目)について検討した。 仮尺度の総合および項目得点の正規性および床効果、天井効果が確認され、職種間における評価者間信頼性および注意障害を抽出する評価としての構成概念妥当性を有することが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では臨床場面で簡易的に使用できる行動観察評価尺度であるMARS原版を基にMARS脳血管障害版を作成することを目的に行ったものである。本研究では、仮尺度を作成し、仮尺度を基に不要項目の削除を行い、臨床応用に向けたMARS脳血管障害版を作成した。MARS脳血管障害版はFunctional Independence Measureなどの日常生活上の機能的自立度評価法では抽出が困難である生態学的妥当性の高い行動場面の問題を抽出することを可能にし、脳血管障害後注意障害患者のリハビリテーションの質の向上に貢献する貴重な情報を提供できるともの考える。
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