研究課題/領域番号 |
15K16378
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 大阪保健医療大学 |
研究代表者 |
木村 晃大 大阪保健医療大学, 大阪保健医療大学 保健医療学部, 講師(特任) (30709811)
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研究協力者 |
七五三木 聡
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 運動麻痺の重症度の定量的評価 / 治療効果の定量的評価 / 深層学習による動画解析 / 麻痺の重症度の評価 / 治療効果の評価 / 片麻痺モデル / 脳損傷 / 脳出血 / ラット / 脳出血モデルラット / 神経脱落スコア / ラット給餌・給水システム / 二肢強制選択課題 / 脳定位固定装置 / 神経活動記録 |
研究成果の概要 |
本研究課題では複数のラットを長期に飼育する必要があり、飼育に関わる労力削減の為、自動でラットに給餌する機械を開発・作成した。次に長期的に重度な運動麻痺が持続する脳卒中モデルラットを作成し、深層学習技術を用いた動画解析システムの立ち上げを行い、それを用いてラットの動作・姿勢を経時的に定量評価した。結果、脳卒中で変化し、時間の経過とともに回復する複数のパラメータを発見した。これらはラットの脳卒中の重症度および運動麻痺からの回復の程度を評価する指標としての使用が期待できる。現在は脳卒中モデルラットの運動麻痺に対して治療を試みており、上記方法で効果を判定する。データを収集後、積極的に発信していきたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
疾患の治療方法を新しく開発する際には、動物実験でその治療法を試験し効果を判定する必要がある。本研究課題では、脳卒中モデル動物の麻痺の程度の評価方法として、動作中の姿勢について深層学習を用いた動画解析を新たに試みた。そして、そこから得られた、運動麻痺の程度および麻痺からの回復を反映すると考えられるパラメーターを使用する事により、動物実験において、運動麻痺の重症度および治療効果を、定量的に、より迅速、簡便に検討出来、運動麻痺の新たな治療法の開発の際に有用な物となるだろうと考えられる。
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