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半側空間無視に対応した読書アプリケーションの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K16406
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関日本福祉大学

研究代表者

宮田 美和子  日本福祉大学, 健康科学部, 准教授 (90515602)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード半側空間無視 / 読書アプリケーション / アプリケーション / 読書 / iPad / リハビリテーション
研究成果の概要

左半側空間無視(USN)では,左側が見えているにも関わらず無視してしまう症状が出現する.今回,USNの一因とされている「注意の右側偏倚により左側の探索が減ること」に着目し,「右側から読んだ行を消すことで,左側への探索が可能となる」という仮説のもと,読んだ行が一行ずつ消えるように表示されるような読書アプリケーションを開発した.
読んだ行が一行ずつ消える文章提示が読書の理解度に影響を与えるかどうかを健常者で検証した結果,物語の提示方法による文章理解度への影響はみられなかった.今回は健常者を対象とした評価しか行えなかったが,USN患者を対象とした検証を行う必要がある.

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回,読んだ行が一行ずつ消える読書アプリケーションを開発し,健常者での文章理解度についての検証を行い,行が消えることが文章理解に影響を及ぼさないことが確認された.
今後,読書アプリケーションをUSN患者で使用することで,USNの原因とされている右方に偏倚している注意を左側へ向けることでき,日常的に読書ができるようになる可能性があるだけでなく,左側を探索する視覚探索訓練を日常的に実施で症状改善の治療効果を得られる可能性もあり,USN患者の新たなリハビリテーションの一つになる可能性も示唆される.

報告書

(6件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2022-11-04  

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