研究課題/領域番号 |
15K16450
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
藤井 翔太 大阪大学, 経営企画オフィス, 准教授 (80738964)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | スポーツ史 / フットボール / ガバナンス / イギリス / 西洋史 / フットボール史 / マーケティング / メディア / イングランド / プロフェッショナリズム |
研究成果の概要 |
本研究では1980-90年代のイングランドにおけるプロ・フットボールのガバナンスについて検討した。特に、先行研究によって殆ど考察されてこなかった研究者の改革への関与とその影響を明らかにした。規制・介入を主とするリーグ全体のガバナンスから、よりミニマムな個々のクラブレベルのコーポレート・ガバナンスへと変化していく中で、スポーツ・ガバナンスやスポーツ・マネジメントなど新たな学術研究が発展したことを明らかにした。 また、プロ選手のイメージの変遷について19・20世紀転換期~戦後期にかけて分析し、理想的なプロ選手像についても、徐々に個々の選手の才覚を重視するようになっていたことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって19世紀末~21世紀初頭までの約100年強を一気通貫するプロ・フットボールのガバナンスに関する通史を描くことが可能になった。スポーツ団体のガバナンスが問題とされる機会が増え、またesportsなど新たな形態のプロ・スポーツ産業の勃興が観られる現在の状況に対して、その発展・問題の歴史的背景を明らかにすることでより長期的な視点に立ったsustainableなスポーツ文化の発展に寄与する視点を提示することが出来るだろう。また、実際の改革と学術研究の発展を関連付けながら明らかにしたことで、今後のスポーツ関連研究の意義に対する示唆を与えることが出来るだろう。
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