研究課題/領域番号 |
15K16469
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 日本福祉大学 (2017-2018) 早稲田大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
竹村 瑞穂 日本福祉大学, スポーツ科学部, 准教授 (70634351)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | スポーツ / 遺伝子ドーピング / スポーツ倫理学 / 生命倫理学 / アンチ・ドーピング教育 / エンハンスメント / 義務論 / 遺伝子の道徳的地位 / スポーツの価値 / 競技スポーツ / 身体 / 倫理 / カント / 身体所有権 / 自由 / 身体倫理 / スポーツ倫理 |
研究成果の概要 |
本研究のタイトルは、「遺伝子ドーピングに関する倫理学的研究:原理的研究から行動規範の策定まで」であり、競技スポーツ界における遺伝子ドーピングに関する応用倫理学的考察を主眼とした研究である。遺伝子ドーピングとは、「遺伝子操作技術を、健康なアスリートが、治療目的ではなくパフォーマンスの向上を意図して利用するドーピング」のことであり、とくに21世紀に入ると現実的な懸念の対象となってきた。科学技術の進歩に対して倫理学的研究が遅れている状況の中、遺伝子ドーピングに関する倫理学的諸問題を明確化し、対応策につながる見解を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2000年以降のバイオテクノロジーの進歩は目覚ましいものがある。このバイオテクノロジーがスポーツ界にも影響を及ぼしていることは周知の通りであり、とくにドーピング問題とは親和性が高いと言い得る。昨今では、遺伝子操作技術やゲノム編集技術を応用した、いわゆる遺伝子ドーピングが、現実的な懸念事項として認識されている。 スポーツ界における遺伝子ドーピングの問題は、非常に複雑であるがゆえに、明確化されてこなかった経緯がある。本研究を通して、遺伝子ドーピングの倫理的問題性を精査するとともに、対応策への提言、また学際的な研究ネットワークの構築に寄与した。
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