研究課題/領域番号 |
15K16471
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 関西国際大学 (2016-2018) 聖泉大学 (2015) |
研究代表者 |
松井 幸太 関西国際大学, 人間科学部, 講師 (40739489)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 運動部活動 / 生徒と指導者の関係 / 依存性 / 自己決定性 / オーバーコミットメント / 心理的成長 / 高校運動部活動 / 自己決定 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、運動部活動において生徒の心理的成長を促進させるための指導方略を検討することである。生徒の心理的側面に対して指導者が指導行動をとるかということよりも、生徒と指導者がどのような関係であるかということが大きな要因となりうることから、生徒の心理的成長を促進する指導者の関わりについて、受容的な関わりと統制的な関わり、そして親和的信頼関係の観点から検討を行った。結果より、親和的信頼関係が高く、受容型の指導者像を認知している場合に、生徒の心理的成長(依存性、自己決定性、オーバーコミットメント)が最も促進されることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、運動部活動を取り巻く問題が頻発しており、特に指導者と生徒との間で起こる問題は、年々増加傾向にある。指導者と生徒の双方にとって、身体的にも心理的にも負荷の高い運動部活動においては、生徒の健全な心身の発達に寄与する指導方略の構築が急務である。本研究は、生徒と指導者の関係に着目し、どのような関係において指導者の関わりが生徒にどのように伝わり、生徒の心理的成長にどのように寄与しているかについて、指導現場に即した形で詳細に検討を行った。こうした本研究からの知見は、研究者のみならず、運動部活動に携わる指導者に対しても有益な情報を提供すると考えられる。
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