研究課題/領域番号 |
15K16486
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 熊本大学 (2018) 長崎大学 (2016-2017) 東北大学 (2015) |
研究代表者 |
北嶋 康雄 熊本大学, 発生医学研究所, 特別研究員(SPD) (70734416)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 骨格筋 / 筋再生 / 筋幹細胞 / タンパク分解系 / サテライト細胞 / タンパク分解 / プロテアソーム |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、主のたんぱく分解系であるプロテアソーム機能不全が骨格筋に与える影響について明らかにすることであった。骨格筋および筋幹細胞でのプロテアソーム機能不全は、筋再生不全を起こし、幹細胞プールの減少をもたらした。以上により、骨格筋におけるタンパク分解系不全は骨格筋恒常性の破綻をもたらすことを示した。また、タンパク分解系の機能不全は、老化と関連することが示唆され、今後の更なる解析が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトの体において、骨格筋は体重の約40%を占める最も大きな臓器である。骨格筋では健康な状態を保つために日々損傷と再生が繰り返されており、この筋再生に欠かせないのが筋幹細胞である。筋幹細胞を正常に保つ仕組みの解明は、骨格筋そのものを正常に保つメカニズムの解明につながる。本研究では、タンパク質分解系が骨格筋の幹細胞を維持するために必須であり、それらの破綻は筋再生不全を引き起こすことを明らかにした。これらの成果は、幹細胞研究の基礎的な理解と再生医療への応用につながる可能性があると考えます。
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