研究課題/領域番号 |
15K16508
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
内藤 隆 明治大学, 研究・知財戦略機構, 研究推進員 (50600946)
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研究協力者 |
庄司 博幸
永井 優子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 受験生 / 身体活動量 / 身体不活動 / 座位行動 / MVPA / 生活習慣 / 青少年 / 身体活動 / 運動不足 / 受験 / 学習効率 |
研究成果の概要 |
受験は青少年の多くが経験するライフイベントである.受験勉強の本格化で身体不活動と座位行動が助長されるが,その実態は明らかでない.本研究は中学高校3年生の身体活動量等を縦断的に調査し,受験期前と受験期で比較した.その結果,受験群は中学高校3年生とも中等度以上の身体活動(MVPA)が有意に低下し,座位時間は有意に増加した.内部進学群は中学高校3年生ともMVPAが有意に低下した.非受験群は有意差が認められなかった.受験を機に身体不活動が進む状況を鑑み,「身体活動量・生活習慣の現状を可視化するITシステム」「授業合間に実施できる短時間の身体運動プログラム」を受験生に併せて提供する支援モデルを提示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高校受験と大学受験を合わせ毎年百数十万人が受験を経験している.その多くが受験期に身体不活動と座り過ぎに陥っている可能性が高い.本研究はこれまで経験的に語られてきた受験生の運動不足について,身体活動量がどのくらい減少するかをデータで明らかにした.今後,この情報を社会に広く発信することで,受験生が置かれている状況への社会的な関心が高まり,受験生の身体不活発の抑制と受験後の運動再開を促す取り組みが進んでいく.受験を運動から離れるきっかけではなく,自分の身体を自発的にマネジメントする習慣を身につける機会に変えることで,体を動かすことにより親しみやすい社会となり,青少年の心身の健全な発育発達に寄与する.
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