研究課題/領域番号 |
15K16530
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 鈴鹿医療科学大学 (2019) 星城大学 (2015-2018) |
研究代表者 |
今井 あい子 鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 助教 (40610514)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 地域在住高齢者 / サルコペニア / 骨格筋量 / 抑うつ / 身体活動量 / 介護予防 / 身体活動 / 応用健康科学 / 高齢者 |
研究成果の概要 |
地域在住高齢者(以下,地域高齢者)におけるサルコぺニアと抑うつとの関連を検討するため,地域高齢者を対象に横断研究を実施した.その結果,交絡要因を調整した後も,抑うつと骨格筋量指数に有意な負の関連が認められ,抑うつ状態の高齢者は骨格筋量が少なく,サルコぺニアのリスクが高いことが示唆された.また,縦断研究においても,2年後のサルコぺニアとべースラインの抑うつ症状に有意な負の関連が確認された.これら結果を踏まえ,抑うつに着目したサルコぺニア予防・改善プログラムを作成し,パイロット研究を実施した.その結果,継続性への配慮などプログラムの修正点が明らかとなり,修正プログラムの作成に至った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サルコペニアは,身体的な障害や生活の質の低下,死などの有害な転帰のリスクに関連した症候群であり,邦人高齢者の有症率は約20%とされる. サルコペニアへの予防,改善においては,可変性をもつ「身体活動」や「栄養」への介入が重要とされ,介入の有効性が証明されている.しかし一方で,「身体活動」「栄養」の状態は,抑うつによって悪化することが指摘されている.本研究は抑うつとサルコペニアとの関連,介入方法を検討することを目的としており,本研究結果は,サルコペニア予防に関する支援展開の充実,およびこれまでにない新しい視点からサルコペニア予防・改善方策が提案できる.
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