研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、酸化ストレスが鉄代謝調節機構に与える影響を明らかにし、加齢に伴って引き起こされる鉄代謝異常の病態メカニズムを解明することである。本研究では、活性酸素種や脂質過酸化物が、細胞内の鉄代謝に与える影響を解析した。その結果、細胞内の酸化ストレス亢進状態は、細胞内の二価鉄イオンを増加させること、鉄代謝調節タンパク質であるIRP1を顕著に減少させることを明らかにした。また、酸化ストレス亢進状態のモデルマウスにおいて、脳内の金属代謝異常や行動学的異常が起こっていることを見出した。
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Free Radical Research
巻: 50(11) 号: 11 ページ: 1245-1256
10.1080/10715762.2016.1234048