研究課題/領域番号 |
15K16564
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基盤・社会脳科学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
成清 公弥 国立研究開発法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, 研究員 (70599836)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 呼吸 / 嗅覚 / 嗅皮質 / 徐波 / オフライン / 電気生理 / 徐波睡眠 |
研究成果の概要 |
嗅覚系の外界感覚入力のオンとオフは、呼吸の吸息と呼息に依存する。外界の嗅覚情報は吸息期に脳の嗅球、嗅皮質へと伝えられるが、続く呼息期では脳は外界嗅覚情報から一時遮断された状態になる。本研究では、この呼吸の吸息期と呼息期に対応した嗅皮質の層別の活動があることを見出した。吸息期には嗅皮質の表層に信号が入力するのに対して、呼息期には嗅皮質の深層が活動を示した。この呼息期の深層活動は、嗅覚入力を遮断しても見られることから、嗅覚入力に依存しない自発的な活動であると考えらる。この活動様式は前嗅核、前・後梨状皮質を含む広範な嗅皮質領域で見られることから、嗅皮質共通の情報処理様式であることが示唆される。
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