研究課題/領域番号 |
15K16575
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
森下 嘉之 茨城大学, 人文社会科学部, 准教授 (60589042)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | チェコスロヴァキア / 東欧 / 人の移動 / 団地 / 歴史認識 / 都市 / 国境地域 / 住民政策 / 地域社会 |
研究成果の概要 |
本研究「「多民族国家」としてのチェコスロヴァキア1918-1992」は、中部ヨーロッパにおいて1918年から1992年まで存在していた「チェコスロヴァキア」国家の歴史の特徴を「多民族性」という観点から分析するものである。同国は二度の世界大戦、さらに社会主義(共産党政権)を体験したが、これらの歴史の転換点において、「多民族性」が重要な役割を果たしたことが明らかになった。具体的には、国内外への移民・住民移動、さらに共産党政権下での高層住宅団地の建設・都市計画といった事例を通して、上記のテーマについて検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、二度の世界大戦や東西冷戦(社会主義)、さらには民族政策や都市政策など現代史の論点を、チェコスロヴァキアの歴史を扱うことでより鮮明に浮かび上がらせる。これらの歴史の表舞台となったチェコスロヴァキアは、現代史研究の課題論点が凝縮した地域であり、他地域との比較の視点を多く提供しうる。特に、戦時期における民族政策・人の移動や、社会主義体制下での住宅・都市政策は、必ずしも同国に特有の現象ではなく、日本の現代史とも比較しうる共通の論点を見出すことが可能である。
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