研究課題/領域番号 |
15K16578
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
苅谷 康太 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (70634583)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | イスラーム / 西アフリカ / ハウサランド / ソコト・カリフ国 / ウスマン・ダン・フォディオ / ウスマーン・ブン・フーディー / ムハンマド・ベッロ / ナイジェリア |
研究成果の概要 |
本研究では、18世紀後半から西アフリカのハウサランド(現在のナイジェリア北部及びニジェール南部に相当する地域)一帯でイスラーム改革運動を展開したイスラーム知識人、ウスマーン・ブン・フーディーの著作群の分析を礎に、ハウサランド一帯の人々を個々の信仰の在り方を基準に分類した彼の思想とその変容過程を明らかにし、それを通じて、彼が如何なる論理に基づいて自らの展開した軍事ジハードを正当化していったのかを詳らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウスマーン・ブン・フーディーの軍事ジハードは西アフリカ史上屈指の規模で展開したジハードであり、それを支えた思想の一端を明らかにした本研究は、アフリカ・イスラーム史研究の領野における大きな学術的意義を有している。また本研究は、軍事ジハードを正当化しようとする論理を解明した事例研究でもあり、その成果は、今日の世界各地において物理的な力の行使を続ける「イスラーム過激派」の行動原理の解明にも寄与し得る学術的意義を有する。
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