研究課題/領域番号 |
15K16585
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
山本 宗立 鹿児島大学, 国際島嶼教育研究センター, 准教授 (20528989)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | トウガラシ属(Capsicum spp.) / 伝播 / キダチトウガラシ(C. frutescens) / ロコト類(C. pubescens) / ハバネロ類(C. chinense) / インドネシア / 文化資源 / 薬用 / トウガラシ属 / 民族植物学 / 地域研究 / ミクロネシア / キダチトウガラシ / 植物利用 / 酒文化 / Capsicum chinense |
研究成果の概要 |
インドネシア・マルク州およびミクロネシア連邦には、基本的にトウガラシとキダチトウガラシのみが分布し、インドネシアのジャワ島・スマトラ島・スラウェシ島で栽培・利用されているロコト類およびハバネロ類は分布しないことが明らかとなった。この結果は、トウガラシ属植物のアジアへの伝播を考える上で、非常に有益な情報となりうる。ミクロネシア連邦では、果実が関節痛・眼病・駆虫・下痢・歯痛・頭痛・鼻水に、種子が歯痛に、葉が眼病・傷口・止血・耳垂れに、花が難産に、根が傷口に利用されており、トウガラシ属植物の様々な部位が薬として用いられている点が、日本のトウガラシ属植物の薬用例と大きく異なることが明らかとなった。
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