研究課題/領域番号 |
15K16601
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 高知工業高等専門学校 |
研究代表者 |
北山 めぐみ 高知工業高等専門学校, ソーシャルデザイン工学科, 助教 (40734257)
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研究協力者 |
溝渕 博彦
藤木 庸介
釜床 美也子
西岡 建雄
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 登録有形文化財 / 歴史的町並み / 歴史的建造物 / 保全と活用 / 登録文化財 / 地域資源 / 観光利用 / 住宅 / 高知県東部 / ヘリテージマネージャー / 観光資源化 / Beacon / 吉良川 / まちあるき / 保存 / 活用 / 地域活動 / 維持管理 / 高知県東海岸 / 町並み / 空き家 |
研究成果の概要 |
平成8年に施行された登録有形文化財の制度による登録物件は、平成26年時点で1万件近くに登り、その約半数が住宅用途を占めている。本研究は、登録文化財制度の運用を時間軸・エリア的傾向から把握するとともに、住宅として用いられている登録文化財の利用状況と地域活動への活用の実態を明確化し、多様な段階による観光資源化の可能性を明らかにした。また、自治体による制度運用の現状を明らかにし、観光資源化を見据えた情報発信手法の実践を試みた。研究結果を踏まえて、地域団体、自治体、専門家の連携による支援策の必要性を今後の課題として提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歴史的資源を生かしたまちづくりは、観光活用・循環型社会の観点からも地域への経済効果が高く、今後、さらなる展開とノウハウの蓄積が望まれる。こうした状況下においては、伝統的建造物群保存地区の制度をはじめとして、地域の状況に応じた多様な保全・活用施策の展開が望まれる。登録文化財制度は、より多くの歴史的資源に対して価値評価を行い、地域での保全・活用を可能にする施策として有用な手段の一つであることから、当該施策の運用実態を解明することで、より多様な保存施策の可能性を示すことできると考える。
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