研究課題/領域番号 |
15K16610
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
長綱 啓典 帝京大学, 総合教育センター, 講師 (00646482)
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研究協力者 |
バッソ ルカ
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ライプニッツ / サン・ピエール / ホッブズ / 神聖ローマ帝国 / 身分制的連邦国家論 / ヨーロッパの一と諸国家の多 |
研究成果の概要 |
本研究はライプニッツの身分制的連邦国家論を分析するにあたり、そこに見出される「(ヨーロッパの)一」と「(諸国家の)多」との関係に着目した。従来の解釈では、ライプニッツの身分制的連邦国家論において「一」と「多」の関係を規定しているのはもっぱら「勢力均衡」の原理とされてきた。しかし、本研究は、それだけではなく、ライプニッツの議論におけるまさに「身分制」的な側面も重視する。「勢力均衡」という新しい原理だけではなく、伝統的な「身分制」を部分的に保持することによって、ライプニッツは独特な仕方で「一」と「多」の釣り合いを提示することができたのである。
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