研究課題/領域番号 |
15K16611
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
哲学・倫理学
|
研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
林 誓雄 福岡大学, 人文学部, 講師 (20736623)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | ヒューム / 徳倫理学 / 共感 / マイケル・スロート / ロザリンド・ハーストハウス / クリスティン・スワントン / 感情主義 / 非アリストテレス的徳倫理学 / 価値観の多様性 / 徳の四源泉 / 一般的観点 / プロネーシス / 徳の統一性テーゼ |
研究成果の概要 |
本研究は、ヒュームの道徳哲学を「徳倫理学」の一理論として解釈する途を示すために、ヒュームと現代の徳倫理学理論とを次の三つの論点で、すなわち(1)ある性格を「徳」と認定する際の規準、(2)「正しい行為」の説明、(3)「徳の統一性テーゼ」をどの程度認めるのか、という三つの点で比較することを通じて、「ヒュームの徳倫理学」の彫琢、およびその優位性の検討を行なった。成果として、本研究の目的は、ある程度達成された。ただし、「徳」それ自体の捉え方次第では、ヒュームの思想を「徳倫理学」ではなく「徳理論」として位置付ける可能性が出てきたため、それについてのさらなる考察が、今後の課題となった。
|