研究課題/領域番号 |
15K16624
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
辻村 優英 神戸大学, 経済経営研究所, ジュニアリサーチフェロー (50624756)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 合理性 / 自己利益 / wise self-interest / 利他 / 功利主義 / 仏教経済学 / ダライ・ラマ14世 / アマルティア・セン / 共苦 / ダライ・ラマ / 消極的功利主義 / 物質的な富 / 心の富 / 仏教経済 |
研究成果の概要 |
仏教経済学と西洋経済学は、それぞれ「利己」と「利他」によって特徴付けられ、互いに対立・反目するものであるかのように捉えられてきた。しかし、このような単純な対立構造に集約することはできない。このことを明らかにするために、選択の合理性に着目し、特にダライ・ラマ14世のwise self-interestを取り上げながら、アマルティア・センの議論との類似性に迫った。自己利益は他者利益の追求のうちにあるというwise self-interestにおける合理性は、理性的精査としての合理性という点において、現代経済学と同じくself-interestの追求を目的とした合理性であると考えられる。
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