研究課題/領域番号 |
15K16698
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
中尾 雅之 鳥取大学, 地域学部, 講師 (00733403)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 一人称自伝小説 / 意識描写 / 物語る私・体験する私 / 意識のレベル(知覚・概念) / 自由間接思考 / ダイクシス表現 / 追体験 / 物語論・文体論 / 視点 |
研究成果の概要 |
本研究では、近年の物語論・文体論の知見を基に、一人称自伝小説の意識描写を分析する理論的枠組みを再考・再構築した。1.自伝小説における語りの「媒介性」の概念と語りのモードの問題を再認識しつつ、物語る「私」と体験する「私」の内的緊張関係が、回想形式の語りに反映される過程を図式化した。2.再現される意識のレベル(知覚・概念)とその言語形式の違いに着目することで、登場人物の体験の「直接性」をより具体的に記述できる方法を提示した。3.この枠組を基に、ディケンズとサッカレーの自伝小説を扱い、登場人物の印象的な体験が、異なるレベルの意識描写を通して、いかに追体験的に再現されているかを分析した。
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