研究課題/領域番号 |
15K16739
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西本 希呼 京都大学, 人間・環境学研究科, 特定研究員 (10712416)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 言語多様性と生物多様性 / 科学社会学 / 無形文化遺産 / 伝統知識・在来知識 / 植物利用 / 人と自然の共生 / 言語学 / 熱帯生態学 / 言語多様性 / 生物多様性 / 文化遺産 / 知的財産 / 科学社会学・科学技術史 / 島嶼地域研究 / オーストロネシア語圏 / フィールド言語学 / 消滅危機言語 / 生物多様生 / 資源利用 / オーストロネシア諸語 / オセアニア地域研究 / 数の概念 / 無形財産 / 在来知識 / 記述言語学 |
研究成果の概要 |
本研究は、科学と芸術をはじめとする人間の「知の体系」は、豊かな自然や生物多様性を根源とするという考えに基づいている。本研究では1992年以後ユネスコを中心とした国際機関が最重要課題の一つとして着目している、生物多様性と言語・文化多様性の相互関係を明らかにすることを目的とし、マダガスカル、トンガ、イースター島などの亜熱帯地域の島嶼国で現地調査を行い、現地の人々の生物遺伝資源の利用方法の調査を実施した。なかでも、植物利用に着目し、伝統医療に使われる植物に関して、映像ドキュメンテーションを記録し、アーカイブの準備を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、トンガとマダガスカルを具体的事例として取り上げ、その地域社会の人と自然の関わり及びそれが投影された言語表現の収集を行った。言語多様性と生物多様性はどちらも相互に関連しているとされ、どちらか一方が失われると、もう片方も失われる。豊かな自然があるからこそ、その自然を題材にした歌、慣用句、感情表現が生まれ、その自然ー例えばある固有種ーが失われると、やがてその自然を用いた言語表現も消失する。本研究は、自然にまつわる博物誌の記録と保存に加え、言語多様性と生物多様性の相互関係を示す一つの資料とし、他の地域や言語を観察する際や、人間と生物とのかかわりを考察するために有益である。
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