研究課題/領域番号 |
15K16744
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
横森 大輔 九州大学, 言語文化研究院, 准教授 (90723990)
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研究協力者 |
陳 力
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 中断節構文 / 会話分析 / 従属節 / 副詞節 / 引用節 / 名詞修飾節 / 相互行為言語学 |
研究成果の概要 |
本研究は、従属節が主節を伴わずに単独で用いられる「中断節構文」が果たす相互行為上の機能について、会話分析の方法を用いて記述を行った。研究期間を通じ、自然会話データベースの拡充および会話分析を応用した言語研究手法の検討を行い、データと方法論の整備を行った。自然会話データベースから中断節構文(特に名詞修飾節、副詞節、引用節によるもの)の事例収集を行い、中断節構文が生起する会話文脈の分析を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中断節構文は、書き言葉に基づく文法からすれば逸脱的な現象だが、日本語母語話者であれば誰しも日常的に使用(産出・理解)している表現形式である。したがって、中断節構文の体系的記述は、談話研究としての意義はもちろん、我々の文法知識の一端を明らかにするという意義もある。また、本研究を通じて整備された自然会話データベースと会話分析に基づく言語研究の手法は、話し言葉にみられる様々な言語現象の解明につながる道筋をつけるものである。
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