研究課題/領域番号 |
15K16750
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
須藤 潤 同志社大学, グローバル・コミュニケーション学部, 准教授 (00454968)
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研究協力者 |
田川 恭識
嵐 洋子
中川 千恵子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 感動詞 / 基本周波数 / 後続発話 / 音調 / 談話 / 機能 / 後続 / 発話 / 会話 / 録音 / 文字化 |
研究成果の概要 |
感動詞・応答詞(以下、感動詞)が冒頭に伴う発話について、感動詞から後続する発話にかけて、どのような音調パターンが見られるかを約400分の雑談・課題会話から抽出した発話をもとに分析を行った。その結果、感動詞の種類や、感動詞と後続との間の無音区間の影響はあるものの、感動詞の中央の基本周波数(F0)値を基準に考えると、後続語のF0最大値はおおむね1~2半音前後高いことがわかった。ただし、同種の感動詞が反復する場合は、2つ目の感動詞のF0最大値は1半音程度低いことがわかった。今後は、この基本の音調パターンをもとに、それと異なる音調にどのような機能が伴っているかを検討していきたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は雑談を中心とした会話データから、感動詞から後続発話にかけての音調パターンの抽出を試みている。 発話の冒頭の感動詞を基準に考えて、後続する語がどのような高さで続くかということは、文全体の音調パターンを考える上でも意義がある。また、基本の音調パターンを抽出し、次の段階で、それを逸脱した音調パターンが、談話上どのような意味・機能を持って現れているかを検討することは、日本語の話しことばのやり取りを解明する1つの手がかりとなりうる。研究成果は、日本語教育をはじめとした言語教育の分野や、音声対話システム等への貢献が可能である。
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