研究課題/領域番号 |
15K16786
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
喜古 正士 早稲田大学, 総合研究機構, その他(招聘研究員) (90632183)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 日本語教育 / 専門語 / 専門日本語 |
研究成果の概要 |
これまでの専門語研究においては,専門語が一般的に名詞句相等であるという事情から,修飾語句はあまり着目されてこなかった。しかし,本研究を通して分析対象テキストを適切に選ぶことで,それらの修飾語句を効果的に抽出できることが確認された。また,一般語が専門的な意味を担っているもの(本研究では“文脈依存する専門語”と呼ぶ)も多くそのような形で確認された。加えて,テキストのジャンルとして専門分野の異なりが文体に影響していることを,品詞構成比率の異なりから間接的に示した。 これらの調査を踏まえ,母語話者・非母語話者の別を超えて,“教授言語としての日本語”という枠組みを考える必要性を提起した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
専門語は一般的に名詞句相等であるという事情から,これまでの専門語研究においては修飾語句はあまり着目されてこなかった。これに対して,分析対象テキストを適切に選択することで効果的に議論できることを示した。また,一般語が専門的な意味を担っているものも多くそのような形で確認され,専門語研究の新しい方法を提案できた。 また実用的には,日本語を母語としない人を日本国内で活躍する高度人材として受け入れるに際し,「日本語による専門的なコミュニケーション」に必要な語彙を提案するための基盤作りに活用できる。
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