研究課題/領域番号 |
15K16797
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
鬼田 崇作 広島大学, 外国語教育研究センター, 准教授 (00611807)
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研究協力者 |
Barcroft Joe
Sommers Michell
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 視覚的単語認知 / 語彙競合 / 近傍語 / 語彙習得 / 意味処理 / 形式処理 / 第二言語 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,第一言語の視覚的単語認知において報告されている語彙競合が日本人英語学習者の視覚的英単語認知においても起こるのか否かを明らかにし,そのメカニズムの語彙習得研究への応用可能性を探ることである。語彙競合とは,単語(例:able)を読む際に,当該の表象だけでなく,形態的に類似するその他の単語(例:axle)の表象も心内で活性化され,互いに競合することを指す。 本研究は,様々な実験を通して,日本人英語学習者の視覚的英単語認知においては,第一言語と同種の語彙競合は起こらないこと,第一言語とは異なるメカニズムで語彙競合が起こること,語彙習得研究へ応用可能であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人英語学習者を対象とする最新の研究では,第二言語の視覚的単語認知においては,第一言語と同様の語彙競合は起こらないことが示唆されている。本研究の結果は,これまでの研究成果をさらに進め,第一言語と第二言語における単語認知メカニズムの違いの一端を明らかにした。これにより,第二言語の単語認知メカニズムの解明につながるとともに,第二言語における効果的な語彙習得や読解指導のための基礎的な研究成果が得られた。
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