研究課題/領域番号 |
15K16864
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 上智大学 (2016-2018) 武蔵大学 (2015) |
研究代表者 |
坂野 正則 上智大学, 文学部, 准教授 (90613406)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 修道院空間 / 兄弟会 / 植民地 / 近世修道会 / 都市空間と修道院 / 修道院と信徒 / 近世修道院 / サン=モル修族 / 空間と社会 / 修道院と兄弟会 / 植民地と修道院 / 宗教改革 / 国際的人脈と地域 |
研究成果の概要 |
①フランス国立公文書館において、17-18世紀のベネディクト会系サン=モル修族の名簿、規約類を収集。パリのポール・ロワヤル・デ・シャン修道院の不動産関連文書を収集した。オード県文書館およびナルボンヌ市立文書館において、修道院の活動と密接に連関した兄弟会に関する史料を収集した。 ②ナルボンヌの兄弟会について、都市社会におけるトポグラフィの観点から、現地調査を実施した。また、パリでは、ポール・ロワヤル・デ・シャン修道院の現地調査を実施し、修道女と信徒との空間的関係性について新たな知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで日本で未開拓の考察対象であり、正確な歴史的知識の蓄積が少ない分野である、近世フランスの修道院が、空間的にどのような特徴を持っていたのか、単に閉鎖空間で祈祷と黙想の生活に専念しただけではなく、修道士の祈祷空間を保持しつつも多様な関係性を構築していたことを確認できた。ここで収集した史料群と撮影した画像を元にしたホームページを現在準備中であるが、これが完成すれば、研究者のみならず一般国民のこの問題への歴史的知見を高めることは確実であろう。
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