研究課題/領域番号 |
15K16893
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 鹿児島県立短期大学 |
研究代表者 |
宍戸 克実 鹿児島県立短期大学, その他部局等【生活科学科(生活科学専攻)】, 准教授 (30535133)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | イスタンブル / カイロ / 社交空間 / カフェ / トルコ / 火災保険地図 |
研究成果の概要 |
本研究では,イスタンブルとカイロのカフェ(伝統的喫茶店)と立地する公共空間を対象とし,歴史的都市における社交空間・公共空間の実態を明らかにすることを目的とした。イスタンブルではカフェが伝統的機能を継承しながら業態や建築形態が多様化し,市街地ごとの特性を示す様相が明らかとなった。カイロではカフェが立地する伝統的広場空間が継承され,新たに発生した広場的空間においてもカフェとの深い関係性が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における「カフェ」が,公共空間(広場や街路等)と一体的に位置けることで,建築史・都市史的なアプローチが有効であることが示唆された。さらに,中東の歴史的都市が直面する都市問題として,住民のための公共空間の変質があげられる。カフェと公共空間の深い関係性を明らかにすることで,風土や文化を踏まえた公共空間再生の可能性を示した。
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