研究課題/領域番号 |
15K16922
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
公法学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
小塚 真啓 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (60547082)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 租税法律関係 / 所得課税 / 法人課税 / 組織再編税制 / 連結納税 / 配当課税 / パススルー / 実証分析 / 所得税 / 法人税 / パートナーシップ課税 / ベイシス / 租税回避 / ルール / スタンダード / 法人所得課税 / ゲーム理論 |
研究成果の概要 |
租税法律関係の多様性を説明する一般理論の構築を目指すことを目的として、同一に見える、あるいは、酷似した経済活動について、異なる課税上の取扱いが定められる場合について、ゲーム理論や情報の経済学などの知見を基として検討した結果、事実上の選択可能性が広がっていることなどが明らかになったため、それらについて詳しく論文の形で報告した。また、そのような事実を報告することにより、経済学の知見を用いたモデルを構築することでより精緻に示したり、上場企業の有価証券報告書などに現れた現実の取引を用いて実証的に示したりする基礎を構築することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は租税法律関係の分析に活用するための一般的な手法を構築したり、租税法律関係の多様性を説明する一般理論を構築したりするための基礎となるものである。現代の国家運営が国民を広く対象とする租税なしには成り立たないものである一方で、租税法律関係が適正に構築されない場合には経済成長が阻害されたり、国民の間での公平性が害される恐れがあり、そのような事態を未然に防いだり、そのような事態の解消を行うことは極めて重要であるといえるが、本研究が目指す一般理論はそれらを実現する上で不可欠ないし極めて重要な要素となるものである。
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