研究課題/領域番号 |
15K16978
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
藤村 直史 神戸大学, 法学研究科, 准教授 (20551493)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 政党組織 / 議員行動 / 議場投票 / 党議拘束 / agenda-setting / 日本政治 / 総理大臣 / 選挙区訪問 / 政党の一体性 / 選挙誘因 / 資源配分 / 政策位置 / 内閣総理大臣の指導力 / 票の買収 / 政党への忠誠 |
研究成果の概要 |
本研究は、政党がいかに所属議員の再選を支援しつつ党の規律を維持しているのかを検討した。現代の民主主義国家において、政策決定に中心的役割を果たすのは、政党である。ところが、政党は、異なる有権者や利益を代表する多様な議員によって構成される。この性質によって、政党は、ジレンマに陥る。個々の議員の再選のためには各議員の多様な利益を実現することが必要な一方、法案を議会で可決するためには所属議員に一体的な投票行動を課す必要がある。本研究は、政党は所属議員の政策的立場に応じて、選挙区への政府支出、選挙資金、役職などの資源を配分することで、議員の再選を支援しつつ党の政策へ賛成させていることを示した。
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