研究課題/領域番号 |
15K17003
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 高千穂大学 |
研究代表者 |
五野井 郁夫 高千穂大学, 経営学部, 教授 (50586310)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | デモクラシー / SNS / アセンブリ / ライク・カルチャー / 非暴力 / 国際規範 / グローバル・ジャスティス運動 / ハッシュタグ・アクティヴィズム / 民主主義 / グローバル・デモクラシー / ポピュリズム / ハッシュタグ・アクティビズム / 参加民主主義 / グローバル市民社会 / サイバー・スペース / ソーシャル・ネットワーク |
研究成果の概要 |
本研究の成果概要は、SNSを活用してイシューのフレーミングするグローバル・ジャスティス運動が世界政治に与えている影響を理論化し明らかにしたことである。本研究では瞬時にイシューを共有する「ハッシュタグ・アクティヴィズム(hashtag activism)」がグローバルな政治的機会構造のなかで、イシューのフレーミングとアドボカシーによる規範のカスケードを可能にした現象を分析し理論化した。なかでも「ライク・カルチャー」の普及という概念枠組みを用いて説明し、SNSを通じての国境のきわを越えた国際規範形成を行うグローバル・ジャスティス運動を直接民主主義の新たな潮流の理論的特徴を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、SNSを活用した近年のグローバル・ジャスティス運動の動態と世界政治への影響を理論的に明らかにしたことである。SNSで瞬時にイシューを共有する「ハッシュタグ・アクティヴィズム」がグローバルな政治的機会構造のなかで、イシューのフレーミングとアドボカシーによる規範のカスケードを可能にした現象を理論化した社会的意義は大きい。またSNS上での"いいね"やシェア数の有無が、規範の伝播と普及を左右するライク・カルチャー("いいね"文化)論や、規範の推進者とフォロワーたる民衆の関係についてもJ. バトラーやA. ネグリのアセンブリ論から考察を行い、新たな理論的地平を切り開いた。
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