研究課題/領域番号 |
15K17016
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 明治大学 (2017) 千葉大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
平口 良司 明治大学, 政治経済学部, 専任准教授 (90520859)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 金融政策 / 誘惑と自制 / フリードマンルール / 一般均衡 / インフレーション |
研究成果の概要 |
本論文において私は、各経済主体が異時点間の消費に関し、誘惑と自制のトレードオフに直面するような貨幣的無期限期間モデルを構築した。そして望ましい金融政策がフリードマンルールに従わず、適度なインフレが望ましいことを示した。このモデルにおいては、消費者は保有する貨幣をすべて使い切りたいとする誘惑にかられる。本論文において私の示したことは、フリードマンルールから乖離して名目利子率をプラスにすると、貨幣の実質的価値を下げ、誘惑に負け消費をすることから得られる効用、つまり自制のコストを減らし、結果として社会厚生が増加するということである。
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