研究課題/領域番号 |
15K17028
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
川森 智彦 名城大学, 経済学部, 教授 (70550531)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ゲーム理論 / 交渉理論 / 内生的交渉決裂点 / 繰り返し交渉 |
研究成果の概要 |
次のような交渉ゲームを定義した:余剰が毎期発生する;交渉が決裂したさい,ある確率で,前の期で履行された配分が今期でも履行され(内生的交渉決裂点),ゲームは次の期に進み,残りの確率で,ゲームは終了する(ブレイクダウン).応答者にとって受諾と拒否が無差別になる提案がなされ,かつ,均衡での提案が受諾される定常部分ゲーム完全均衡が一意に存在することを示した.こうした均衡を明示的に特徴付けた.均衡で実現する配分は,十分先の期では,ルビンシュタインの交互提案交渉ゲームの均衡配分と密接な関係があり,また,初期の外生的交渉決裂点の影響をほとんど受けない.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多数決ルールのもとでの内生的交渉決裂点の交渉ゲームの研究がいくつかあり,本研究はそれらを補完する.全員一致ルールのもとでの内生的交渉決裂点の交渉ゲームを扱った研究が1つあるが,ブレイクダウンがないため,本研究の結果とは大きく異なる.本研究では,均衡配分が毎期更新されていくが,当該既存研究ではそのようなことは起こらない.
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