研究課題/領域番号 |
15K17084
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
財政・公共経済
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
座主 祥伸 関西大学, 経済学部, 准教授 (40403216)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 担保制度 / 企業金融 / 包括的担保制度 / 特定性の原則 / 外部担保 / 内部担保 / 個人保証 / 法と経済学 / 外部ファイナンス / 外部担保、内部担保 / 担保法制度 / 法とファイナンス / 起業家精神 |
研究成果の概要 |
本研究では、主に日米の担保登録制度の違いを念頭に、法制度の違いが融資契約を通じて起業家のインセンティブに与える影響を考察した。具体的には、法制度の違いを分析するための基礎研究として、経営者の財産を担保とする外部担保と企業の財産を担保とする内部担保の違いを考察した。この外部担保と内部担保の違いを基に、担保登録制度の違いが担保の選択と起業のインセンティブに与える影響を分析した。加えて、担保制度が信用契約を通じて研究開発のインセンティブに与える影響も考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究では、内部担保と外部担保、個人保証の違いを明示的に考察しているものはほとんどない。本研究では、標準的なモラル・ハザードのコーポレートファイナンスのモデルに組み入れそれらの違いを明確に分析した。担保登録制度には、包括的登録制度をもつ英米型のものと、特定性の原則の特徴をもつ大陸法型のものが大きく分けると存在するが、その制度の違いを考察している研究は存在しない。本研究では、制度の違いが信用契約を通じて、外部担保と内部担保の選択や研究開発に与える影響を考察し、そこで得られた結果は現実のデータと整合的である。
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