研究課題/領域番号 |
15K17088
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
池田 直史 東京工業大学, 工学院, 助教 (90725243)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 企業金融 / 新規株式公開 / 異質的期待 / 空売り制約 / 長期パフォーマンス |
研究成果の概要 |
IPO後の長期株価パフォーマンスの低迷を説明する1つの仮説として、異質的期待と空売り制約を前提とする理論がある。この理論は、空売りに制約がある場合、楽観的な投資家の意見のみが株価に反映されるため、また、楽観的な投資家に転売するオプションの価値があるため、株価が過大評価されると主張する。しかし、投資家の意見分布が観察不可能なため、この理論を直接的に検証する研究は存在しない。これに対して、本研究では日本の入札方式のIPOに着目することで、その入札結果から投資家の意見分布を推定した。そして、理論の予測通り、楽観的な投資家の割合が大きい銘柄ほどIPO 後の長期株価パフォーマンスが低くなることを示した。
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