研究課題/領域番号 |
15K17102
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 近畿大学 (2016-2018) 同志社大学 (2015) |
研究代表者 |
日野 真紀子 近畿大学, 経営学部, 准教授 (60735314)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | イタリア / 繊維産業 / 高付加価値化 / ファッション / シルク / 戦間期 / 染色 / プリント / 人絹 / モード公社 / 1930年代 / イタリア経済 / 輸出 / 絹織物 / デザイン |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、両大戦間期のイタリアにおける繊維製品の高付加価値化実現のメカニズムを明らかにするために、モード・システムの形成と、それによる経済的な変化、具体的には、北部における染色・プリント工業の分業成立過程を分析することであった。 モード・システムに関しては戦後に繋がるさらなる分析が必要であるということ、またプリント工業に関しては1930年代における産業が確立していく様子が観察できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デザインの実現を実際に担う、製品供給側に焦点を当てることで、イタリアの高付加価値化がどのように実現されたのか、現在の国際競争力の強みとなっているファッションの形成過程として、イタリアの産業と企業を分析したものである。経済史・経営史の枠組みで議論していることから、文化史、経済学や経営学など隣接学問分野とも対話が可能であり、これらの内容を学際的に共有することができる。また、従来ファッションの形成という抽象的な概念・現象が説明されてきたが、経済という側面から具体的にかつ多角的に深めることができた。
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